【資格取得】福祉用具専門相談員の取得方法について

40代からの資格勉強

福祉用具専門相談員とは

福祉用具専門相談員とは、介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売事業者に対し2名以上の配置が義務付けられている専門職の事を言います。

主な業務内容は、
・福祉用具の選定相談
・福祉用具の利用計画・サービス計画の作成
・ご利用者様のからだの状態に合わせて調整、適合、取り扱い説明
・訪問確認、モニタリング
となっています。

取得方法・取得場所

取得をするためには、都道府県知事の指定を受けた研修事業者が実施する「福祉用具専門相談員指定講習」を受講し、50時間のカリキュラムを修了する必要があります。

カリキュラム内容は「座学」「実践」「自身で体験」などで、運転免許取得のための自動車教習と言ったら分かりやすいでしょうか。

また、講習の最後には習熟度を測るための筆記試験により修了評価もあります。
人を相手にする仕事ですので、机に座って50時間をただ漫然と過ごすだけでは取得することはできない資格です。
とはいえ、座学をきちんと聞いて、その日の内容を自宅に帰って復習していれば満点近く取れる内容ですので安心してください!


受講できる会場はホームページで「福祉用具専門相談員 指定講習」と調べるとたくさんでてきます!
皆さんの最寄りの会場を調べ申し込みをしてみて下さい!

あわせて取得したい資格

福祉用具専門相談員の資格を取得した際に「福祉住環境コーディネーター」の資格もあわせて取得することをオススメします。
福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者に対して住みやすい住環境を提案するアドバイザーの事です。

ここまで学習した内容とリンクする点も多く、このタイミングからだと非常に理解しやすい内容になっています。

取得体験記~感想

私の実家も祖母、父、母が暮らしていますが、やはり高齢者。
また、ダブルワークで医薬品の業界で働いている事もあり、自身のキャリアのステップアップにつながるのではと考え取得をする事にしました。

同じタイミングで受講された周りの方は、「すでに現場で働いている方」「就活前の大学生」「この分野の専門学校生」「家族のために取得に来たご年配の方」と、
20代から60代後半まで幅広い年代の方が受講されていました。

個人的にはやはり実践編で苦労をした気がします。
研修生同士で実践をするのですが、身体の支え方など初体験では戸惑う事も多かったです。
そのためにも50時間もの時間がかけられているのだと思います。

最後の修了試験も無事合格!
毎回、復習を当日にした事と、試験前は受講中のチェックポイントを復習したのが良かったようです。
(合格証書をアップしようと思ったのですが、個人情報のマスキングが多くなりすぎたので、割愛致します!)


昨今、日本全国で高齢化の話題が非常に多く、私の住んでいる秋田県では令和5年7月1日付の発表では、
高齢化率(総人口に占める満65歳以上の方の割合)が39.3%となっていて、5人に2人が高齢者という社会になっています。

活躍の場は福祉用具を扱う事業者だけではなく、ホームセンターやドラッグストアの福祉用具コーナーなど地域な身近な場所にも広がっており、今後有資格者の需要がますます増えていくことでしょう!

興味を持たれた方は、是非最寄りの会場で受講してみて下さい!